だからこそ思うのだ。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/education/86393/

世の中に、大学レベルの基礎学力が必要な仕事はそんなにないような気がしますが。
モラトリアム的に大学に行くのを防ぐ手立てを講じてもいいんじゃないの?
知識が必要になったら大学で学ぶことは一向に構わないと思う。
そしてそれは、入学を経ずに「単位取得」や「○○講座修了」という形でも良いと思う。
大学はそれを―必要とされる知識を―与える能力が求められる。
相手が「学生」であるか否か関係なしに。
そして徒弟的な技能の伝承とそれが組み合わせられれば、
そこから新しい技術が生まれることも期待される。

それゆえに、なんでもかんでも大学進学、ってのはちょっと。
私立大学にも私学助成金という名目で税金が投入されているのだから、
社会に貢献できない大学ならば、
社会に有為の人材を送り出せない大学ならば、
大学行くこと、大学生になることが目的となりかねない大学ならば、
勉強してるんだか就職活動のスキルを身につけに行ってるんだか
わからないような学生ばかりの大学ならば、
私学助成金の減額ないし廃止が然るべき措置であると思う。

社会に貢献できる大学がもっと広範な意味での高等教育機関となれば、
大学全入よりも、真の意味での生涯学習に近づくと思う。

社会でしか学べないこともある。
学校でしか学べないこともある。
時々戻ることで新鮮さ・重要性に気づくこともある。
織り交ぜて学ぶことは、社会・教育機関・個人、皆にとってプラスになることが大きいと思う。


こーゆー物言いで問題になるのは、「興味があって学ぶ」ヒト。
俺は一向に構わないと思う。
入りやすくなったんだから、学びやすくもなっているのだ。(きっと。)
やったらええ。好きなことしたらええやんか。
あと「カネを生まない学問」。
カネを生まない学問に価値を見出すヒトは少ない。
日本では特に少ない気もしますから、これはある程度は税金でやってくしかないんでしょうなぁ。

とにかく。
大学を高等教育機関・研究機関としての能力を上げるべきだろう・・・
と思っていたら、下のニュースが。