「穀物バブル」の見出しの雑誌をつい買ってしまった俺。

東京大気汚染訴訟が全面和解の公算、勧告をメーカー受諾へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070622-00000011-yom-soci

自動車の排ガスで健康被害を受けたとして、東京都内のぜんそく患者らが国や都、自動車メーカー7社などに損害賠償を求めた東京大気汚染訴訟の控訴審で、東京高裁は22日、メーカー7社が12億円の解決金を支払うことなどを柱とする和解案を、原告、被告双方に示した。

 これを受け、トヨタ自動車は、和解案の受け入れ方針を固めた。他のメーカーも足並みをそろえる見通しで、月内の解決を目指し分担割合などを協議する。一方、原告団も近く会議で結論を出すとみられ、全面和解の公算が大きくなった。

 和解案の中で、原田敏章裁判長は、自動車の排ガスによる健康被害について、「自動車の利益を受けてきた国民が社会的責任を受け止めるべきだ」との考え方を示した上で、今回の訴訟について、「大気汚染についての問題を国民に提起し、その討議と解決を迫った。原告の個人的利益のためだけに行われたと矮小(わいしょう)化すべきではない」と述べた。


裁判長の言葉の中の、特に
「自動車の利益を受けてきた国民が社会的責任を受け止めるべきだ」
というのは興味深い。

そう、車は便利なんだけどね。
てゆーか田舎じゃ車がないと生活にならん。
でも、ローカル線は全国的に廃止の方向ですね。

社会的責任は国民にあるとしても、
郊外の開発を後押しした行政や国にも何らかの責任はあろう。

責任は必ず取らなきゃならない。
できるだけ自動車に乗らない、とかいう形で。

穀物バブル」にしろ、社会における自動車の在り方を考え直すべき時機が、
とっくに来ていることの表れじゃないかと思う。
トウモロコシから作るバイオエタノールでは自動車社会の救世主になりえないのだから。

せめて生ごみから、かな。