腹を括るってこと。

今朝、安藤美姫選手が「復活!!」と大々的に
報じられてましたね。
オリンピックをほとんど見ていなかったんですけど、
結果くらいは記憶の片隅にあって。

でも帰国時の空港で、荒川静香選手の歓迎ぶりとの、
恐ろしいまでの落差ははじめて知った。
そこから這い上がるのは、どれだけのエネルギーを
要したんだろうか。凡人以下の俺には想像も付かない。


話は変わるが、俺が通っているのは無名の三流大学。
誰も国立とは思いもしない国立大学。
入学したとき、もちろん不満はあった。
今も、ある。
あまりの田舎であること、福利が無いに等しいこと、
間取りも分からない、農協によるアパートの紹介。
普通の大学では信じられない。
おまけに勉強だの実験がアホみたいにしんどかった。

・・・って数え上げりゃキリがない。



高専に入る人の多くは、
中学のときまではそこそこの順番にいた連中。
それゆえに、無名の大学に行くことに、もしくは
通うことに抵抗がある人はやっぱりいる。

俺もその一人だった。
だから最初は文句をかなり垂れてた。
(実家から理不尽なことを言われまくったことが
かなり影響したことだけはしっかり添えておく)

でも、人間できていないM2の先輩を見て思った。
「文句をいう奴はどこに行っても文句を言うんだな」

彼も大学について散々文句を垂れてた。
この前学会で富山に行った時は、
「楽しみねぇよ」
みたいに文句を垂れてた。
そんな彼は来年度の勤務先がつくばになり、
「茨城かよ・・・」
みたいに愚痴をこぼしてた。
俺に「つくばってどんなとこ?」
と聞く前から。

仕舞いには茨城が田舎だどーだと散々文句を垂れやがったから、
「いばらぎじゃなくていばらき」およびその続編を
強制的に貸した。読んだかどうかは知らんけど。
だけど俺は知っている。
文化の集積度で、確実につくばは彼の郷里より勝っていること。
彼には車関係とと後輩からもらった動画を見るくらいしか趣味が無いこと。

そう、見つけようとしていないのだ。


ところで、漫画「ドラゴン桜」で、
「スポーツだって決められたルールの中で・・・」云々って話があった。
ルールが気に入らなくて文句垂れるなら、ルールを作る側に回れ、と。
そういうことだと思う。

大会が悪いとか出題が悪いとか言うのは簡単だ。
しかし勝ちたいならば、そこで勝てるようにやればいいだけの話だ。

目の前の何かが気に入らないなら、
そしてそれが本気で気に入らないなら、
自分で変えればいい。
一人が怖いなら同志を集めりゃいい。
きっと同じコトを思ってる奴はいる。

何だろうが腹を括って戦えばいい。
だって俺たちはこれからプロの技術者として生きてくんだから。
目の前のことに手をこまねいていてどうすんだい。

できないなら文句垂れなきゃいい。
カッコ悪いから。




以上、自分への戒めでした。