今更ですが。

過ぎたことだから言おう。

W杯日本代表メンバーを最初に聞いたとき、「走り屋」が一人もいない、と思った。

チームが苦しいときに、たとえ無駄に見えても走り続ける野郎が誰もいなかった。

古くは北沢、フランスW杯は岡野、日韓W杯は鈴木隆行

彼らは高い技術を持っていない。DFラインの裏に潜り込むのも上手とは言えない。

けれども走る。
ボールをやたら追い掛け回す。
DFのパス回しに食い付くときもある。
いわゆる泥臭いプレースタイル。

一見、無駄にしか見えない彼らの動き。
しかし、それが得点につながるときもある。
閉塞しきったチームの空気をかき回し、まだ芽があると思わせる気にさせるときもある。


そういう意味で本山か鈴木隆行が必要だったと、今でも思う。

綺麗なプレイじゃロナウジーニョに勝てないんだから、泥臭さに活路を見出だすことを考えなかったんでしょうかね。


あ、マスコミさんたちがね。