如何なる場合においても艦長の退艦は最後だと決められている!

沈黙の艦隊東京湾に沈みゆく「たつなみ」艦内での深町洋のセリフ。
(正確じゃないかもしれんけどね。)

艦長の責務ってのがある。
それはつまり、トップの人間としての責務。
沈み行く艦から真っ先に逃げ出すような人間を、
クルーの誰一人として艦長とは認めないのだろう。

責務を背負えない人間には誰もついてこない。
それは船舶に限らず、どの世界でも同じだろう。
責務を全うせんとするその姿に人はついてくる。

少なくとも、自らの責を明らかにしない人に命運を託す気には俺はなれんな。

小泉純一郎が、毎回責任を明言したとは思ってはいない。
しかし、ここぞという時には必ず自分の進退を懸けた。
(懸けたように見せかけたこともある気がするが)
そして自民党を勝利に導いてきた。
そこには「明言」を効果的に用いたからこそ、
賛否両論の中でも高い支持率を得たという側面があるだろう。

いざという時にそれができないのは優柔不断とかじゃない。
トップにあるまじき行為でしかない。

安倍さんは何か見せてくれるのだろうか。