国民の祝日で思い出した。

「あなたは○○ちゃんの下僕だから、国民の祝日は関係ないよね☆」

あ、air嬢に言われたんだ。



ま、そーゆー感じに、気の強い女子の下僕と化していたことが、他の男子からの奇異なモノを見る目と凄まじい悪評を買ったため、高専時代、非常に友人が少なかったわけですね。

その事実を大学に行ってから知って、納得しつつも、一気に精神的に追い込まれてったんだなぁ。

まあ、そうなるのは家庭環境からして、ある意味必然なもんだったから辛かった。


俺はいったい何をどれだけ奪われたのだ?
これ以上俺から何を奪うというのだ?
離れても尚、プレッシャーをかけ、言うことと言ったら「頑張れ」、実家じゃ姉に「あの子お金使いすぎ」。


縛り付けた上に首輪をつけ、手足まで奪おうと?



冗談抜きにそう思っていた。
学科棟の屋上に行き、下の世界を見下ろし、煙草を吸う。


時々柵を乗り越え、ホントの端の一歩手前に立ち、真下を覗き込んだ。

「恐怖を絶望が上回ったらここから飛び降りよう。だからそれまでは頑張ろう」
そう決意を新たに踵を返し、寮に戻る。
授業には出ずに。


そんなことを2週間続けたら、自殺願望も消えたっけ。





うん、懐かしい。
2年も経つんだ、あれから。