思い出の一品

昨夜洗濯した。洗濯終わって干そうとしたら灰色の帽子が………

(あはKMTmガAgヱ¥¢%〆Σκμしνξοπσ…ξξξξξξξ!!)
↑声にならない思い


昔むかし、ビンボーな高専男子がいました。
2年生の初めの日、彼は大声でこう言いました。

「何でこのクラスはみんな初日から本とかマンガとか読んでんの!?ありえねぇ!」(んなこと言うお前さんが一番ありえねぇって)

次の瞬間、彼は教室の一番奥の右端の女の子と目が合ったような気がしました。
彼は女性は恐いものと心得ているので、ヤバいと感じてとりあえず黙りました。顔が見えたのは一瞬でしたが、

「けっこう可愛い!」

と彼は思い、その時から気になって仕方ありませんでした。
…の割にはバイト先の先輩の浮気相手になり、恐ろしい思いをしたらしーけど。

そんなんこんなんで、21世紀が近づく焦りもあって(向こうからしたらそれが最大かもしれん)、付き合うことができた方にもらったプレゼントだった。彼女に関連したものはこれ以外ほとんど全て処分したのだけど、何故かこれは捨てられなかった。たぶん理由は

  1. 帽子好きだから
  2. 高くて自分で買えなかったから

のどっちかだろう。情けないヤツめ。
しかしほとんど使ったコトはなかった。どうしてか?汗ジミができたから。(更に最悪なヤツやね)

しかし昨冬、帽子不足になり、汗ジミついたまま実家に放置してあったのを、漂白剤かけて歯ブラシでゴシゴシして3回洗濯した結果、めでたく復帰。もはや執念。

…その帽子が今、紺色のまだらになり、僕の目の前に現れたのだ。一緒に洗ったニット帽から激しく色移りしたらしい。
まず、お湯でどうにかしようとする。もちろん全く効かない。
次に漂白剤攻撃×3回。バケツにつけおき、原液漬け放置。多少マシにはなったものの、まだまだ目立つ。
仕方なく最終兵器有機溶媒!(研究室からパクってきた。)
…あれ?
なぜ きかん!?byエクスデス(FF5ガラフVSエクスデスより)
…落ちない。

…げーむおーばー。